2018-01-01から1年間の記事一覧
本の街 と言っても神保町が古書の街であるという意味ではなく 神保町で流通していたミニコミ誌のことです ひと頃 グリューネアレー通りのバイト先でよく読んでいたもの さすが神保町の冊子だけあって読み物として非常に面白いものでした 本、酒、街、コーヒ…
マルメロを描くアントニオ ロペスを長期にわたり撮影した作品 芸術家の創作過程を自然な視点で観察することができ アントニオ ロペスの陽気で穏やかで芸術を追求する個性も存分に伝わってくる ところでアントニオ ロペスの作品を長崎県美術館が所蔵している…
断片的な記憶の連なり 断片的であるがゆえに断片の美しさが際立つ 記憶はそんなもの だから人生は美しさを保てるんだろう
スジならとにかく田中絹代演ずる宮木の清らかさと逞しさに尽きる 映像なら溝口の細部への理解とこだわりが いまの時代でも驚くほどのクオリティを生んでいる
ロックンロールを聴きながら ボーナムのドラムのイントロがやはり気になり リズムの取り方を変えながら何度か聞いてみる 裏から始まっていると考えるのが妥当で それで聴いたら上手く理解できた で なんかと同じだなと思ってたら 懐かしのラララライ体操のリ…
冒頭は映像はなく 音だけ MGMのロゴのあと あのリヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れる こんなんだっけ?と新鮮味を感じながら 類人猿のシーンの長さにも こんな長かったっけ? と、もはや忘れてることを認識しながら あくびを繰…
ブラック コメディだが 映像のクオリティが異常に高い ピーターセラーズが3役 〔予定では4役だったらしい〕をさすがの演技力で演じ分けてたけど よほど当時客を呼べる人気者だったんだろう なにもひとりで3役もやる必要ないと思うけどw 冷戦の世界をテーマに…
ウソとホントのどちらも隠さないのがいいね 時代的なものもあるでしょう 作品に現れるクオリティは作家の体験による あの世代 この世代
何度も繰り返して観る作品は多いけど これはそのなかでもリピート率が高い 笑いの要素とヒロイックな要素が多いから観やすいし満足感があるのが リピの理由 バランスというより絶対数が多い 舞台を狭く設定することで 溢れ出るアイデアを制限したかのような
演者はリノ・ヴァンチュラ、シモーヌ・シニョレ、ポール・ムーリスら スター揃い そして監督はジャン ピエール・メルヴィル なので フィルムノワールというカテゴリーに属するわけですが 久しぶりに観ると ロッセリーニあたりのレアリスモの雰囲気も感じる作…